白井まさ子

しらい 正子

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日本共産党横浜市会議員
週刊「こんにちは白井まさ子です」

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2017年9月6日

横浜市総合防災訓練で

「ミサイル訓練」実施

不安あおる訓練を一緒にやるのは問題こんにちは白井17.9.6

 9月3日午前、港南区の日野中央公園にて、横浜市総合防災訓練が行われました。そこで、北朝鮮が発射した弾道ミサイルの落下を想定した訓練が行われました。これは、内閣官房が地方自治体に求めているものを、横浜市が応えて実施したものです。

北朝鮮のミサイル発射、核実験強行を厳しく糾弾し抗議する

 北朝鮮は弾道ミサイル発射を繰り返し、9月3日には、弾道ミサイル搭載用の水爆実験が行われたことが報道されました。北朝鮮のこれらの行為は、累次の国連安保理決議、6カ国協議の共同声明、日朝平壌宣言に違反する暴挙であり、国際社会が追求している「対話による解決」に逆行する行為です。そして、国連での核兵器禁止条約の採択など「核兵器のない世界」を求める世界の大勢に逆らうものです。

 現在の危機打開のためには、米朝の直接対話がいよいよ緊急で切実な課題となっています。日本共産党は、日本政府が「対話否定論」に固執する態度をあらため「いまこそ対話」と米国政府に説くことを強く求
めています。

不安をあおることになりかねない

 弾道ミサイル発射に対する訓練については、実施しない自治体も多く、神奈川県内でも厚木基地を抱える綾瀬市は「市民の不安をあおりたくないというのが正直なところ」と明かしており、北朝鮮から「射程圏内だ」と名指しされたことのある米軍基地がある横須賀市は、「国から実施するよう言われているので当然やらなくてはいけない」としながら、「実際にどのような被害になりえるのか。訓練に意味があるのか」などの躊躇す
る声が報道で紹介されています。

被害想定がないミサイル訓練に何の意味があるのか

 今回の訓練内容は「弾道ミサイル落下時の訓練行動」とされていますが、被害想定がない中で、訓練することの意味をよく吟味する必要があります。落下時にどうするのかなどというのは、まさに戦時を想定したものです。

異質な訓練を一緒にやるのは問題

 何よりも防災訓練は、いつ起こるとも知れない自然災害時に一人ひとりが、そして地域で力を合わせて生命を守るために行う意味ある訓練です。

 日本共産党は、総合防災訓練が住民にとって意味ある大事な訓練として実施されるためにも、 弾道ミサイル発射に対する訓練を一緒に行うことは問題だと考えます。

 

◇週刊ニュース「こんにちは白井まさ子です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は上記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。

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